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P1020200.JPG昨年12月にホノルルマラソン挑戦の為、ハワイに行ってきました。

生まれてから半世紀、50歳を迎えて新たなる再スタートを切るべく、無謀にもフルマラソンに挑戦しました。小学校より柔道、中学より陸上競技、そして高校より野球、更にボクシングなど様々なスポーツを経験してきましたが、そのスポ根人生の集大成とも言えるにふさわしい挑戦と思い、人知れず計画しておりました・・・。(笑)

12月のハワイは雨季とはいえ、ほぼ日本の真夏状態で(朝夕は涼しい)、日中はビーチも賑わい、丁度クリスマスを迎える時でもあり、ショッピングや観光客の人々であふれていました。マラソンまでの数日間、午前中ジョギングをしたりしましたが、陽射しの強さにはたして42,195km完走出来るのかと不安な日々を送りました。

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P1020187.JPGとはいえ、一年の身体と頭の休養も兼ねてますので、私もビーチにショッピングにとアホな日々を過ごしていました・・・。と、数日後いよいよマラソン本番の日を迎えることとなりました。世界各国数あるマラソン大会の中でも、最大級かつエンジョイ出来る大会で、聞くところによると、大会運営の為のボランティアも最大級とか。日本人だけでも1万人以上らしいです・・!?

参加者も世界各国より2万3千人以上にのぼり、うち日本人参加者はやはり1万人以上・・・!

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P1020261.JPGまず数日前コンベンションセンターでゼッケン、そしてシューズに装着するGPSチップを貰い受け、準備OK。当日は早朝5時のスタートですので、午前2時に起床。超早朝食をとり、ユニホームに着替え、ウォーミングアップも兼ねスタート地点まで約40分ほど歩き、4時過ぎに到着。スタート地点はまるでお祭り騒ぎで、既に何千何万の人々で溢れています。

5時少し前にまず車椅子チームがスタート。続いて5時ジャストに私達ランナーが号砲を合図に一斉にスタート!!まだ真っ暗な早朝の空に花火が上がり、それを見上げながら心地よく走り出しました。ホノルルマラソンコースは起伏が激しいと言われていますが、先ずは平らなダウンタウンの街並みを抜け、カラカウア通りからダイアモンドヘッドに向かい、上り坂のコースを辿ります。秋に練習時間が殆どとれず、ハワイに出発直前数日間基本練習をしただけで、初マラソンへの挑戦は本当に無謀と自分でも感じておりましたので、この度はただただ完走を目指し、スローペースで走り出しましたが、気温が割合低く、比較的快調に進みました。ダイアモンドヘッドの脇を上ると、次は急な下り。しばらく25kmの折り返し地点まで海沿いをダラダラとひたすら下り、その頃には脱水症状の為か、足の痛みがキツくなってきました。歩いている人もかなり出ている中、「歩いてたまるか」と変な闘争心がフツフツ・・。再びペースを取り戻し今度はダラダラとひたすら帰りの上り坂。キツイキツイの中、30kmを過ぎると「あと10km少しだ・・」と頑張り40km手前に。上りがもう終わると頑張ったのですが、目線の先にダイアモンドヘッドが! そうです、最後の難関、帰りのダイアモンドヘッドへの急な上り坂が待ち構えていました。その坂にさしかかった途端、さっきの闘争心がどこへやら・・。「誰かおんぶしてくれ・・」と叫びながら、今までに味わったことのない苦痛に顔をゆがませながら上りの頂へ。残り2kmは下りの惰性で何とか足が運ばれている状態でした。ゴールのゲートが見え始めてからも10mが100m、100mが何kmもの距離に感じる程疲労困憊。

かくて、私の初マラソン挑戦は見事!完走をしたものの、皆様にはとてもお届け出来ない形相でゴールしたのでありました。

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とにかく、完走を目標にしておりましたので、先ずは合格。

タイムも初めは気にせずといましたが、当初の目標設定タイム5時間をもう少しで切れるところでしたので、苦しさの中に悔しさが湧き出し、次は4時間台!と再び奮起しております。

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一夜明け、足の痛みはありましたが、ゼッケンと引き換えに完走証、完走Tシャツなどを貰いに行きました。

因みに参加者2万4千人程。完走者2万3千人程。私は6千番台でした。

イヤぁ、良い経験をしました。何でわざわざと言われたりもしましたが、走る三味線弾きが一人ぐらいいても良いではないか・・・!

皆さんも是非一緒に走りましょう!!